■タイプ 赤 ■ボディー 中庸 ■産地 ドイツ バーデン (Germany) ■ぶどう品種 シュペートブルグンダー 100% ■等級 Q.b.A. ■生産者 ヴァイングート・マルクグラフ・フォン・バーデン ■熟成・醸造 一部オーク樽醗酵、マロ・ラクティック醗酵 オーク樽熟成 15ヶ月(フレンチオーク、50%225L、50%3000L、新樽比率20%) ■アルコール度数 12.5% 2015年ヴィンテージコメント (2019年2月22日試飲) アメリカンチェリー、フランボワーズなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、ナッティーな風味、木質香などが香ります。
口の中に程よい濃縮感のある果実味が、樽熟成から由来する風味を心地よく伴い豊かに広がります。
程よい酸とミネラルを感じ、透明感がありますが、しっかりした骨格を感じます。
タンニンは柔らかくシルキーで荒々しいところはありません。
余韻はやや長く、果実の旨味と共に僅かに苦味と収斂性が後味に僅かに残る印象です。
アメリカンチェリーをイメージする優しい果実味が樽熟成から由来する複雑味を心地よく伴い豊かに広がり、透明感ありしっかりした骨格も備えた上質なピノ・ノワールと言えます。
麦ちゃん評価 4.1点 ※麦ちゃん評価とは? 2012年ヴィンテージコメント (2014年9月18日試飲) フランボワーズ、アメリカンチェリーを思わせるチャーミングな果実の香りが主体に豊かに香ります。
ミルキーな風味、スミレの花、カラメル香、僅かに木質香などが加わります。
口の中にアメリカンチェリーのジャムを思わせる果実の旨味がストレートにスムーズに広がります。
程よい酸を備え、雑味なくクリーンなイメージ、タンニンは柔らかくシルキー、尖ったところはなく、ミディアムボディーで膨らみがあり、心地よい味わいです。
余韻はやや長く、ジャミーで優しい果実の旨みが長く残る印象です。
アメリカンチェリーのジャムを思わせる優しいチャーミングな果実の旨みが素直に広がると共に、クリーンで透き通る印象の旨み豊かで心地よい味わいです。
どちらかというと新世界に近いイメージですが、ドイツでこれ程のピノ・ノワールが出来るとは驚かされます。
麦ちゃん評価 4.0〜4.1点 ※麦ちゃん評価とは?シュロス・シュタウフェンベルクシュペート ブルグンダー Q.b.A. ヴァイングート・マルクグラフ・フォン・バーデン ピノ・ノワールの銘醸地、バーデンのエレガントでボディの楽しめるスタイルのピノ・ノワール。
アメリカンチェリーをイメージする優しい果実味が樽熟成から由来する複雑味を心地よく伴い豊かに広がります。
透明感ありしっかりした骨格も備えた上質なピノ・ノワールと言えます。
麦ちゃん評価:4.1点 ヴァイングート・マルクグラフ・フォン・バーデンWeingut Markgraf von Baden 900年に渡り愛されるロイヤル・ファミリー バーデン大公国の君主として、20世紀初頭までの約900年間に亘りバーデンの地を統治してきたロイヤル・ファミリー。
英国王室、スペイン王室、ギリシャ王族、モナコ公国などヨーロッパの王族と姻戚関係にあり、君主としての役割を終えた現在でも人々に尊敬の念とともに、大変愛されているファミリーです。
現在は所有する城の一部を大学として開放する一方、3つの城でそれぞれのテロワールを活かしたワイン造りを行っています。
ワイナリーの一つ、シュロス・シュタイフェンベルクでは、最も古い記録によると、882年にピノ・ノワールが栽培されていたという記載があり、1000年以上にも亘りピノ・ノワールの銘醸地として知られています。
この地はまた優れたリースリングを育むテロワールとしても憧れの的となっています。
城の一部はまた、レストランやワインバーとしても開放され、市民の憩いの場にもなっています。
自然な農法を第一に心がける 「黄金の村」と謳われ醸造家であれば誰もが一度はこの地でワイン造りをしてみたい、と思うほど憧れる見事なテロワール、ドゥルバッハ。
斜面に広がるのは最高の場所で、最適の区画を見極めて栽培されるリースリングとピノ・ノワールの2品種。
ワイナリーでは、伝統的な栽培、つまり自然を尊重する栽培を心がけており認証は取得していませんがビオロジックで栽培を行っています。
マルク・グラフ・フォン・バーデンでは、ブドウの成熟を最高の状態にして凝縮感を高めるために全てのブドウの房を早い段階で半分に切ってしまう、という驚くべき作業を行っています。
収量は下がりますが、品質のためにはこうした大胆な作業も厭いません。